成長に伴い、子供たちは学習や趣味の時間をもつことが増えます。1人で集中する時間も、健全な成長に欠かせない大切な時間です。 

しかし、1つの部屋を数人の子供で使用していては、年齢や生活スタイルの好みも違うためストレスが溜まりやすくなります。

「大きくなってきた子供に個室を用意してあげたいけれど、部屋が足りない」

こんなお悩みをもつ方に、1つの子供部屋を分割するリフォームアイデアをご紹介します。

子供部屋リフォームで個室にするメリット

個室の子供部屋は子供たちの憧れですよね。みんな一度は欲しがるものです。個室の子供部屋にリフォームするとこんなメリットがありますよ。 

1. 子供の才能を伸ばす


2. 学習環境を整える


3. 親兄弟を気にせず友達と遊べる

①子供の才能を伸ばす

子供が趣味に集中できる時間は、才能や考える力を伸ばしてくれます。まわりの音を気にせず没頭できる時間は貴重です。

 また、好きな音楽を聞く・考え事をするなども、1人の空間で自由に楽しめます。集中したいときに思いっきり集中できる個室は、成長過程の子供に必要な空間です。

②学習環境を整える

受験勉強や試験勉強などは、学習環境が成績に直結します。他の兄弟がまだ小さくにぎやかな環境では、勉強に集中できません。

年齢の近い兄弟がいる場合も、ゲームや遊びに誘われて勉強する時間が削られてしまいます。子供が集中して勉強する環境が必要になったら、個室を検討してみましょう。

可動式の間仕切りなどを使用すれば、遊ぶときには開いておき勉強中は閉じておくなどのオンオフをつけることもできます。

オンオフを切り替えるスタイルは、子供も勉強に集中しやすくなるのでおすすめですよ。

③親兄弟を気にせず友達と遊べる

子供が大きくなってくるとお友達と遊ぶ機会が増えます。しかし家の外でどんなお友達とどんな遊びをしているのか、よそのご家庭に迷惑をかけていないか、心配になるものです。

家に友達を呼べる環境は、お友達との関係性も見れて一石二鳥です。

子供のお友達と挨拶やお話もできますね。お友達と仲良く遊ぶ姿を見ると、心配も解消されますよ。

子供部屋リフォームで個室にするデメリット

個室の子供部屋にリフォームすることはメリットばかりではありません。デメリットも知った上で、どんなリフォームをするか考えてみましょう。

1. 時間がかかる


2. 個室が狭くなる


3. 音や光がもれることも

①時間がかかる

リフォーム工事には時間がかかります。カーテンや間仕切りの設置など簡単なものでしたら1日で完了しますが、壁やドアの新設など大がかりな施工には数日必要です。

また、計画からリフォーム会社の決定、実行までを考えると数か月単位の時間が必要になる場合も。

受験勉強が本格的になる前になど、完了したい時期に合わせて余裕をもって計画を立てましょう。

②個室が狭くなる

もともと1つの子供部屋を分割するので、個室は単純に1/2の広さになります。さらに壁や壁面収納を新設する場合はさらに狭くなります。

ベッドと勉強机が置けるスペースは確保したいですね。

③音や光がもれることも

壁とドアを新設して完全に分離すれば、音や光がもれる心配はありません。

しかし、子供部屋のリフォームでは可動式パネルやカーテンで間仕切りする場合も多いです。完全に分離していない状態では音や光がもれるので、生活スタイルに差がある場合はどちらかに負担がかかってしまいます。

音や光ももれないように完全に分離させる場合、それなりにコストもかかります。子供とも相談してどんなリフォームをするか計画を練りましょう。

分割リフォームアイデア①可動式パネルで間仕切り

子供が同性の場合、可動式パネルで自由に開閉できるようにする方法もあります。

可動式パネルのメリット

可動式パネルは簡単に開閉できるので、遊ぶときやお話する時には開けておき、勉強時間には閉じておく。朝起きる時間や寝る時間が違う場合も、可動式のパネルなら明かりや音を多少防げるので、睡眠を守れます。

可動式パネルのデメリット

可動式のパネルでは完全に音を防ぐことができません。なので、生活スタイルがあまりにも違う場合、隣の部屋で寝ている兄弟を起こしてしまう可能性もあります。

また、可動式パネルの新設にはレールの設置も必要です。コストがかかるのもデメリットの1つです。

「可動式の間仕切りを設置したいけど、費用を抑えたい」という場合は、アコーディオンカーテンを設置する手もあります。

アコーディオンカーテンは音がもれてしまいますが、それほど生活リズムに差が無いのであれば検討するのもアリですね。

費用例

◇可動式パネル新設：15万～20万円

◇アコーディオンカーテンの設置：4万～8万円

※一般工事価格参照

分割リフォームアイデア②壁面収納の設置

壁面収納の設置は、元の子供部屋に広さがあれば可能です。元の子供部屋で12畳程あれば、収納付きの間仕切りはとても便利ですよ。

壁面収納のメリット

可動式の壁面収納を設置すれば、必要なときに開けて話ができたり兄弟で遊べます。 

通常の壁の設置とは違い収納が増えるので子供でも片付けやすく、親もお掃除のストレスが軽減できますよ。

また、収納付きの自分の部屋では「片付けは自分でやるもの」という自立心も養えます。自分のことを自分でやる習慣は大切です。

壁面収納のデメリット

可動式の間仕切りを設置するのではなく、収納付きになるのでコストが上がります。 

可動式の間仕切りを設置したいけれどコストが心配という方には、収納をなくした可動式パネルの設置を検討するのもおすすめです。

間仕切りは収納のないもので、別途カラーボックスなどで収納を用意してあげるのも手ですね。

費用例

◇壁面収納の新設：20万～50万円（可動式の場合）

※一般工事価格参照

分割リフォームアイデア③壁とドアを新設

壁とドアを新設して、完全に分離することも可能です。子供たちの生活スタイルに差がある場合は、このような完全分離スタイルのリフォームはおすすめです。

壁とドアを新設するメリット

音や光がもれる心配のない個室になるので、自分の勉強や趣味に没頭する時間がもてます。

壁の新設ではカラーを自由に選べたり、壁紙を決められたりと子供も一緒にリフォームを楽しめますよ。

一度リフォームすればずっと2つの個室として利用できます。大人になっても子供との快適な生活ができますね。

壁とドアを新設するデメリット

壁もドアも新設するのでコストがかかります。また、日数も必要なので、施工中は子供部屋の利用ができません。

受験生や試験前の学生がいるご家庭では、余裕をもって計画するか受験後のリフォームを検討した方が良いかもしれません。

費用例

◇壁の新設：20万～30万円（幅2.7m～3.6mほど）

◇ドアの新設：7万～15万円

※一般工事価格参照

子供部屋を分割リフォームして、個室にしてあげよう！

子供部屋の分割は様々な方法があります。思春期になってくると1人部屋や1人になる空間も成長のために必要です。

学習、趣味、友達と遊ぶなど、子供の才能を伸ばしたり交友関係を広げることもできます。 

完全な個室ではなくても、リフォームすれば1人になれる空間を作ってあげられますね。 

子供の成長を後押しするためにも、子供部屋の分割リフォームをしてみませんか？

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